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トルコ 送還難民受入れに合意

2016年03月10日

【新唐人2016年3月10日】

 

難民問題に関する、EU(ヨーロッパ連合)とトルコとの首脳会議後、トルコはシリアを含め違法難民を受け入れることに同意しましたが、この解決案に国連が注目し、国連難民機関は、これはEU法と国際法に違反する可能性があると述べています。

 

今回の首脳会議は協議の上、原則として、トルコはEUが送還する違法難民の受入れに合意し、EUはまた、トルコ国境内の難民問題の解決に役立てるための追加資金を約束しました。

 

トルコ首相アフメト・ダウトオール氏

「私たちは勇気ある決断をした。トルコを経由してEUに渡る経済的な目的の移民と違法難民をすべて受け入れます。前提条件として、トルコはギリシャから移民を一人受け入れる度に、EU諸国はシリア難民を1人定住させることです」

 

欧州理事会議長ドナルド・トゥスク氏

「バルカン諸国の難民流入を終止させるときが来た。このために、我々はギリシャを支援することに合意しました。大規模な人道援助を提供します」

 

EUはトルコ国民に対してビザを免除することに合意しました。

 

トルコ首相アフメト・ダウトオール氏

「私たちはオランダは議長国である間に、遅くとも今年6月末までにビザ免除を実現することに同意します」

 

第一次EU首脳会議で承諾された30億ユーロの援助以外に、トルコはまた、国内の難民を支援するため、EUにさらに30億ユーロの援助を要求しました。詳細な決定は3月17日のEU首脳会議まで待たなければなりません。

 

欧州委員会のスポークスマン

「EU理事会議長はトルコの意見に関して、EU及び国際法に従い、3月のEU理事会の前に詳細なルールを作成します」

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/09/a1256687.html (中国語)

                               

(翻訳/小松 ナレーター/水田 映像編集/李)

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